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青海省互助県温泉複合施設

場所

青海省互助県

主要用途

温浴施設、5-star ホテル、劇場

延床面積

 53,946.29 sqm

施主

青海彩虹部落文化旅游发展有限公司

設計期間

2014年6〜

状態

拡初設計中

其他

濾過設備設計:ミズプラ

中国の北西部。青海省の互助県で温泉関連の複合施設を設計している。青海省互助県は海抜2300m、夏の最高気温が25度前後、冬は-30度前後となる高原寒冷地区であり、少数民族(土族)の独特な文化や風習が残る地域である。

施主は青海省の特産品である青稞酒を開発生産する会社であり、地域文化と自社の酒文化を生かした観光開発を行っている。敷地の道路を挟んだ南西側には土族の生活や風習を見学し体験できる土族文化エリアがある。私たちが設計しているこの施設は、これら全体観光の一端を担うものである。 

機能として求められたのは、1日2000人、同時に1200人を収容する大規模温浴施設と五ツ星ホテル、そして420人収容の大劇場である。ホテルは客室数220、洋と中華の2つのレストラン、プールを含むスポーツジムおよびSPA設備を含む。大劇場は主に土族の伝統芸能を披露するためのものである。そして温浴施設、ホテル、大劇場はそれぞれ独立で運営可能にする必要があった。また、敷地内には使用されていない地上4階建ての既存建築があり、それも再利用した上での計画を行った。

いくつもの機能が集まる複合機能に対し、まず私たちはカルチャーギャラリーと名付けた空間をつくった。このカルチャーギャラリーは温浴施設、ホテルそして劇場を結びつける軸となるだけでなく、敷地南西側にある土族文化エリアからの人の流れを受け入れる。さまざまな人が行き交うことになるカルチャーギャラリーには、土族の文化を展示したり、施主の商品(青稞酒)に関するイベントを行うスペースにもなる。
地形は、敷地内部は平坦であるが周辺道路には傾斜があり、特に西側隣接道路や土族文化エリアは敷地より5mほど高くなっていた。私たちは西側の土族文化エリアからの人の流れを考え、既存建物の2階を1階として扱い、カルチャーギャラリーや新築部分すべて、新しい1階を基準にして設計を行った。そのため、カルチャーギャラリーの北側は土盛りをし、逆にホテルや温浴施設の南側は地下1階 でありながら接地していて外に出られるようにしている。